常設の作家作品
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常設の作家、作品

 

唐津

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川上清美(かわかみ・きよみ)
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雄渾な造形と繊細なディテール、『動と静』『剛と柔』など、対照的な要素の調和が川上清美の作品の魅力です。たとえば、抹茶碗やぐい呑みの口造りは造形的な美しさが眼を引きますが、お客様から「唇にあたった感じがとても優しい」と、実際に使った感想をお知らせいただいたように、用途に即した形状でもあるのです。大振りなぐい呑みを手にされて「これで飲むと酒がすすむな……」とおっしゃるお客様の声も、店でよく聞きます。

丸田宗彦(まるた・むねひこ)
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従来の登り窯に加え、四年前から『皿屋川登(かわと)窯』と命名した穴窯を併用して焚くなど、持ち前の研究熱心さにさらに磨きがかかっています。窯場や展示室での会話の中で「だって、そのほうがたのしいじゃないですか」という言葉をよく聞きます。『たのしい』がこの作家の魅力を解くキーワードかもしれません。高度な技術と深い美的感覚に裏付けされた『あそび』『たのしみ』が、丸田宗彦のうつわの中に在ります。

備前
小山末廣(こやま・すえひろ)
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風雅で温厚な人柄そのままに、小山末廣の作品は端正で素直な造形のなかに、深い奥行きを感じさせます。桃山の備前にふかく傾倒しながら、その模倣にとどまらず独自の創作活動をつづける制作態度は『温故知新』そのものです。自作の峻別にたいへん厳しい作家でもあります。やきものに深い愛情を注ぎながら、妥協を許さない厳飭な姿勢が作品の品位を高めているのでしょう。

入江光人司(いりえ・みとし)
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いまでは少なくなった『細工物』ですが、入江光人司は工程のすべてを、ロクロを使用しない手捻りで作り上げます。彼の手から生まれる宝瓶(ほうひん、手のない急須)の精緻な美しさは、ロクロの仕事とはまた違う、備前の土の特性を存分にいかした手わざの結晶といえます。見どころはつまみの細工だけではありません。蓋の合わせ、茶漉しの穴など、あらゆる細部の作りこみは驚嘆ものです。焼き色も胡麻、ぼた餅、窯変など実に多彩です。

染付
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浜野マユミ(はまの・まゆみ)
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古伊万里を彷彿とさせる呉須の発色、釉調ですが、描いてあるものはペンギンの絵柄のそば猪口だったり、宝尽しならぬオモチャ尽しの鉢だったりと、浜野マユミの作品は『ありそうでない』が、隠しテーマかも。その一方、現在では途絶えていた古伊万里の伝統技法『糸切成形』を独力で再現してしまったように、研究熱心さもひと一倍です。絵付けのセンス、巧さもさることながら、うつわの造形にも注目していただきたく存じます。

青白磁
ボタン
土井善男(どい・よしお)
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毎日の生活で使いやすい形状、大きさ。そしてコーディネイトしやすい青白磁。土井義男の食器は「使ってみたら、よかった」とお客さまのリピートが多いのが特長です。磁器ですが、しっとりした色合い、高台を削りだしたカンナ跡など、やわらかで温かい表情は李朝のイメージにも重なります。季節を問わず、一年を通じて食卓で活躍するうつわとしてお勧めします。いろいろなサイズの皿や鉢、片口などアイテムも増えました。

ガラス
塚本昌生(つかもと・まさお)
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わずかに飴色がかった素地、緩やかな捩じれが入ったボディー、また細かい気泡が入ったものもありと、塚本昌生のグラスにはさまざまな意匠が凝らされていますが、全体の印象はシンプルでナチュラルです。そして、握ったときに心地良いのも魅力のひとつです(手のツボを刺激している?)。吹きガラスのコップは、爽やかな朝のイメージがあります。グラス−A(商品名)で牛乳を飲んでみてください、うつわの違いで味が変わるのを実感されることでしょう。

練上げ
原田真穂(はらだ・まほ)
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練上げの技法そのものは珍しくありませんが、原田真穂がつくり出すデザインパターンはとてもユニークで、その独特な色彩感覚と相俟って『見たことのない』練上げの世界を展開しています。うつわですから使い勝手も重要なポイントです、カップソーサー、皿や鉢のどれもが使いやすい形状、大きさに出来ています。絵付けのうつわとはまた違うおもしろさを持つ、練上げのうつわの表情をお楽しみください。


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